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赤浜について

 赤浜は、古くから漁港として栄え、山の幸にも恵まれていました。漁師の守り神である弁財天を祀る蓬萊島は、人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとも言われます。

 2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9・0の東日本大震災で大津波が赤浜を襲いました。赤浜の造船所で定期点検中だった観光船「はまゆり」が民宿の上に乗ったのは、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。津波は、それほどの高さまで達したのです。

 地震で防災無線が切れ、停電で情報も得られず、高台に避難することができませんでした。その後の火災を合わせ、赤浜住民の約1割の93人が犠牲になり、半数は、いまだ行方不明です。美しい漁港の景色は一瞬にして奪われ、蓬萊島の灯台も折れました。

 1週間、町から孤立しました。沢水をくみ、食料を分け合いながら生きました。身内の捜索もなかなかできないなか、残った者がどう生きていくか、毎日が戦いでした。

 それでも、全国の皆様のおかげで、私たちは前へ進もうとしています。これからの復興も、みなさんなしでは成しえません。赤浜の将来にご興味のある方は、是非いっしょに考えてください。

赤浜の復興を考える会事務局 中村誠一

赤浜360度/2014年7月

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